西ノ京 ― 2010年05月27日 13時10分
近鉄西ノ京駅から見えてきますのは薬師寺です。東塔内部が公開されていました。
金堂の薬師如来様。お久しぶりでした。
ボランテアの方が薬師寺と玄奘三蔵との不思議な縁を説明して下さいました。岐阜の薄墨桜がなぜ境内にあるのかも納得できました。南京〜岐阜〜上野〜浅草〜埼玉〜奈良を結ぶ人の縁に不思議を感じました。平山郁夫さんの描かれた大壁画があります。彼は玄奘三蔵の足跡を辿る絹の路の二十年に及ぶ旅に出たのでした。
薬師寺から唐招提寺までの路途中で休憩です。抹茶プリンと抹茶を召し上がれ。(お食事処、大納言にて)
今回の旅の第一目的は大改修なった唐招提寺金堂を拝見し、三尊を拝顔することでした。念願かなって大満足です。右より千手観音、毘盧遮那仏、薬師如来の組み合わせは独特で、どれもが大仏なのが驚きですね。平成の鮪に取り替えられた屋根はすっきりして凛としたたたずまいを取り戻しています。
奈良 ― 2010年05月27日 22時07分
奈良といえば鹿なのです。この時期は若い鹿が多いので雄でも大人しいのです。甘い物の匂いを嗅ぎ付けて寄ってきますよ。触ると暖かく柔らかいのです。頭を下げて頂戴頂戴する仕草がなんとも健気です。
奈良は興福寺の門前町。国宝館が新装されまして千手観音や阿修羅像など国宝ばかりを展示しています。佛様だらけで圧倒されました。勿論人々が群がっていますのは阿修羅像でした。でも小生には頭に被りものをのせた少年のような他の八部衆がすきですね。
奈良国立博物館では大遣唐使展を開催中です。新館と本館ぶち抜きの大展示でした。流石に見応えがありまして、すっかり疲れてしまいました。本館玄関の吹き抜きが休憩所になっていまして内装を見るにつけ素晴らしい建物を実感できました。(右上:新館、左下:本館)
夕食は博物館前の志津香で釜飯を頂きます。昼間は行列が出来るほど混んでいますが、この時間は空いています。
郵便ポストも伊達じゃない。大仏殿がのっかっているのです。この角を曲がると東大寺南大門です。
黄昏の猿沢池。池には船が浮かべられていました。お土産物屋さんには修学旅行の中学生が群がっています。この時期は多いのですね。ちょいと奈良町を散策してお土産を物色です。
大和西大寺駅に向かうバスを途中でおりてライトアップされた大極殿を眺めます。敷地には入れませんが、バス停裏から周りこむ此の場所は穴場かもしれません。航空自衛隊基地前で降りた客以外は誰もいませんでした。
八木西口駅から直ぐの処に今井町があります。町家が残るところです。丁度御月様がお顔を出してきました。八木から宿のある橿原までは二駅です。昼間のんびりと散策したい場所ですね。
※アルバム:
http://gallery.me.com/kame_i/100828
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