つまらなくなるテレビ番組1999年08月06日 04時35分

 フジテレビで以前やっていた深夜番組に『社会の窓』というものがあった。これがとてもシュールでシニカルでよかったのだが...

 最近、衣替えして、『社会の窓2』などといっている。しかし、内容はまったく違ってしまった。やはり、民放では文化の創造は不可能なんだろうな。スポンサーから見れば、どんなに文化的番組だろうと、視聴率調査装置を設置された世帯のレスポンスが全てだから、一部に異常に受けてしまった番組は、価値がないのだろう。

 くだんの番組宛メールには、苦情が殺到しているが、制作者は無視するだろう。なぜなら、きっと現在の視聴率のほうが以前より高いからだ。賞金をかけているから、それなりのバカは飛びつくだろう。そして、そうしたバカを相手に、スポンサーは間違ったレスポンスを受け取ることになる。

 いったい、深夜にテレビ番組を見ている層に視聴率調査装置のどの程度が割り当てられているのだろうか。24時間、テレビをモニターするわけでもないだろうから、スポンサーは、深夜時間にどのような購買層に自分の商品を告知できたと確信できるのだろうか。

 まあ、どちらでも同じことだか、これがウエッブページとなると、アクセス件数がリアルタイムで確認できるし、購買層の絞り込みもアンケートページなどを使えば可能だろう。そう、すでにテレビはしんだのである。

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