主人を待つ犬2001年04月08日 12時08分

哲学の道に置き去りにされた犬
私は、待っています。
御主人様を信じて待っています。

きっと、御主人様は、
大事な用があって、
私を迎えにこれないんでしょう。
きっと、そうに違いありません。

私は、待っています。
速く迎えにきて下さい。
お腹は空いていますが、
我慢します。

でも、ちょっぴり寂しいのです。
だから、こうして、繋がれていると、
置き去りにされたのかと、勘違いしてしまいます。

思わず、泣いてしまいます。
はやく帰ってきて下さい。
信じてます、御主人様。

 と、悲しく鳴いていました。 - 2001.4.8 哲学の道にて -

エコーの電子光2001年04月18日 12時46分

 職場復帰して、3ヶ月。安定しています。気持のいい季節です。


 病院の蒸し暑さを感ずると春の終わりを惜しむ。
 汗ばむシャツを脱ぎ診察台に乗ると暗い部屋にはエコーの電子光がまばゆい。
 息を止めてそのまま、、、
 傍らでは検査技士が機械を操作している。
 進行しているのか、それとも望みはあるのか。
 それでもなんだか安心している。

 診察の合間に外へ出る。
 コーヒー店で遅い食事。
 カウンターには病院通いの客が店長と話している。
 小生はチーズケーキを食べている。
 この平和な一時が永遠に続くなら死んでもかまわないとさえ思える初夏の空気だった。


 主治医曰く、20mmの影がありますね。癌じゃないとは思いますが、念のためCTしましょう。(検査結果は、癌ではなかった。2001.5.16)

※HBV闘病記 http://www.ne.jp/asahi/home/kame/ja/hbv.htm

黄金週間2001年04月28日 13時29分

 今年も、黄金週間が始まりました。なにをもって黄金というのか、わかりませんが、とにかくどこもかしこも人出で混雑しているでしょう。なのに、敢えて、出かけていくしか無い人々が哀れでさえ思えます。

 宿を予約しようとすると、「一人ですか?」と聞かれてしまう。最近は、どこでも「お二人様」からのようです。旅行なら他人と同伴もいいでしょうが、旅なら、一人で行きたいものですから、なかなか宿もとれません。この時期は、割り増し料金で、稼ごうとする業者の魂胆丸見えで、嫌いなのです。料金単価は、一人でも、契約員数は二人からとなるのは、不当表示にならないのでしょうか。もっとも、寿司やもそうですね。2カンで、セットですから。

 なんにでも、セットで行動する人々が多かったのでしょうか。そうでもなかったように思います。昔は一人で泊まれるのが普通でした。いつごろから、ペアやアベックが標準になってしまったんでしょうか。同じ部屋を売るなら、一人より二人のほうが「儲かる」からでしょうか。そうして、小生のような独身者を排除していくと、いずれはじり貧になると思います。「個」が重要になってきた時代に、集団を対象としているから、大形宴会型ホテルが立ち行かなくなっているのではないでしょうか。

 静かに一人で泊まれる宿が増えるといいですね。もっとも、最近は、街中も騒音だらけです。若い女性や子供の、かなきり声、車の爆音、ジーゼル車のエンジン音。。。物売りのスピーカー。空をばりばりと飛んでいる報道のヘリコプター。夜9時を過ぎると、必ず違法に低く飛んでくる羽田到着の一部航空会社のジェット機。 いずれも一人ではやれないのに、徒党を組むと出来てしまう。

 うるさいのを、にぎわっていると勘違いしているのでしょうか。