はるはわかれ2008年03月04日 10時47分

菩提寺の寒桜(撮影:08.03.01)
 春告げる雷様の声響く
     御免なさいと雛様なおす

 曙が瑠璃の光に混ざるとき
   明日が今日に着替えるとき

 親は一生子離れが出来ないと分かった時、初めて親孝行したくなりました。でもその時すでに母は逝ってしまった後でした。もはや音にならない声で、ごめんねごめんねと言いながら逝ってしまいました。今年は13回忌です。

 春は張るから。。。木の芽が息吹き、花が咲き実を付けてやがて親木から離れて行きます。春は出会いの数だけ別れもあるのですね。歳を取ると別れのほうが増えて来るようにも思えます。

 菩提寺の寒桜は今年も花を咲かせ、そして散り始めていました。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kame.asablo.jp/blog/2008/03/04/2689758/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。