【珍紛漢・陳紛漢・陳奮翰】1999年01月22日 23時31分

>もと儒者の用いた漢語をひやかした語に始まるとも、また、長崎の人が紅毛人の語のわからないことから言い始めたともいう
わけのわからないことば。また、それを言う人。ちんぷんかんぷん。浮世風呂四「言語を通めかさず妄に—を吐かず」(広辞苑より)

 最近、とあるメーリングリストでのごたごた。

 やたらとInternetの原則にこだわる某氏。inter-net利用者を「指導」したいらしいが、すでに彼の用いる用語、慣用句、言い回しや略語が「隠語」化しており、まさに「ちんぷんかんぷん」な奴と化していることに、当人は全く気付いておらず、道化のようでもあり、哀れさえ感じた。

 新しい時代や新しい状況に馴染めず、未だに自分達の築いてきた価値が絶対だと信じ、おせっかいにも人をして啓蒙してしまう人種というのは、いつの時代にも存在したが、さも最先端の情報提供者の振りをして、「初心者」をなじるのは、愚者の行為と言わなければならない。なぜなら、いつの時代でも「初心者」こそが、最先端の情報を持っているからである。初心者の「こんなこと、できないの」やら「これって、へん」という、一言家からいわせれば、「ばかやろうさま」に聞こえる疑義を、真面目に取り上げた「異端者」が次代には「発明家」「発見者」「革命家」として登場するからである。

 され、インターネットちんぷんかん共よ!!、
 君たちこそ「ランプ売りの少年」なんだから。