相変わらず、AOLから無料体験CD-ROMが送られてくる。1999年02月17日 00時13分

 今回の目玉は「You've Got m@il」だ。合衆国のような通信事情にない本邦で、あの映画が理解できるか疑問だ。

 いい加減、NTTの独占には頭に来ているのだ。これ以上日本人ネットワーカーの健康を蝕む深夜限定テレホーダイはやめてくれ。とにかく24時間定額制にしないと、「You've Got m@il」しようにも、真夜中の出会いとなってしまう。不健全そのものだ。子供に有益なサイトを見せたくても、親は電話代を気にしなくてはいけない。これが日本でのインターネットコンテンツの発展を疎外している原因だということを、郵政省ではなく、通産省が提言すべきであって、景気浮上策の最良手は、NTTの解体および、地域電話会社の設立だろう。東京電話がなんぼのものだ。あれも定額制になっていない。あたりまえだ。回線自体はNTTからのリースだからだ。自前の回線を確保するなら、NTTを独禁法で裁いて、解体させ、地域電話会社を複数設立して、競争原理を市内電話にも適用すべきなんだ。

 ああ、これが昔のままの国営=電電公社だったら、国道のように無償利用できたかもしれないと思うと、民営化も独占のままやるのは危険だということだ。おまけに、PHS抱合せで、さらに他社を苦しめている。これじゃあ、ロシアのノーメンクラツーラ成り金と同じではないか。だれが儲けているんだ。

 いいかげん、AOLもきがつけよな。NTTあるかぎり常時接続の「You've Got m@il」は出来ないって事を。しかもだ、いまだにISDN未対応とは、どういう神経だろう。そこまでして儲けたいか。分課金制だから、低速回線のままがいいにきまっているよ。ああ、なさけない。100時間こえたら、自動課金だと〜。これってへんじゃあないか。100時間すぎたら、あらためて、継続契約しますかというクレジットをだして、顧客に選択権を与えてしかるべきだろう。どっかのピンサロじゃああるまいし、気が付けばぼったくりか?

 郵政大臣殿、学校でインターネット電話代を割り引いても、宿題だされた子供は、お家で高い高い電話代使うと言うことさえ予想できないのか。それとも子供達に夜中にインターネットしろとすすめているのか? 国会議院の先生方、一度、自宅で1ヶ月間、自腹でインターネットしてみて、電話代の請求書を見てみてよ。地域振興券もいいけど、こちらも早くやらなと、アジアで、最低の通信事情の国になるよ。そんな国にだれが投資するかね。地代、物価、人件費、そして通信費の全てが世界一高い国にだけが投資するものか。まあ、あんたらは、他人様のお金を使うのがうまいから、そういう事は考えないだろうがね。あ〜いやだいやだ。こんな政府。

Macの拡大を阻害しているもの。それは皮肉にもMac信奉者だ。1999年02月28日 02時46分

 iMacを使いはじめてから半年が経った。始めて本格的にMacintoshなる機械を使ってみて、その利便性よりも、まわりの雑音が煩わしくなった。熱狂的なファン。それはそれでいいだろう。ただし、己の好みを他者に押し付けるがごときの意見をきく機会が増えたのも事実だ。

 面白いことだ。これほどまでに人を虜にする機械とは、いったいなんだろう。答えは人それぞれで違うだろう。あるものはAppleという会社が好きだけど、アップルジャパンは嫌いと言う。暫定最高責任者に共鳴というより、心酔している信者がごとき人もいる。

 なにがなんでもMacじゃなきゃいやだという人がいる。それはそれで結構だが、いまさらのiMacユーザーを新参者扱いし、昔の苦労を自慢する。それが一体、なにになるというのだろう。これも意見であるから、賛否はあろう。だが、己の長いMacintosh生活といってもいいだろう人々の中には、ある特定のメーカーとその機械および、その最高責任者を非難するあまり、それを使っている人々をも非難する傾向が見受けられると感ずるのは、小生の偏狭なる精神の反映だろうか。

 非難されれば、人は反発するもので、ますますMacintosh世界というものが嫌いになっていく。その結果、利用者の増大はのぞめなくなるだろう。声を大にして、Macのここがすばらしいと力説したり、よその機械を批判せずとも、よい仕掛けというものは、おのずと市場に認知されていくものだろう。カラフルで小粋なiMacの登場で、Mac信奉者ではないMacユーザーが増えていく現状を、苦々しく思っている古参Mac使いもいるだろう。

 隣の国の元指導者がいみじくもいった「黒い猫だろうと、白い猫だろうと、鼠をとる猫がいい猫だ」という言葉を、噛みしめたいものである。