アップグレード?2002年02月21日 16時10分

 OSをアップグレードしよう。さあ,使いやすくより便利になりますよ! などと宣伝文句に乗せられて,OSを新しいものと入れ替えてみます。確かに使いやすく便利になったようです。ところが,あれれ,あれが使えない,これが使えない,,,などと既存の機器が全て使えると考えていたあなたは,悲しい思いをすることでしょう。

「アップグレード」というのですから,当然今までの環境は含めて,より高度化されると考えるのは,素人のあさはかなんでしょうか。もしも,既存の環境とは別物というのでしたら,「新型OSへ乗り換えよう」などといってもらいたいですね。原則として,既存の環境は引き継がない。しかし,それではあんまりですから,これこれは引き継ぎますといわれるなら,分かるのです。

 C社のサイトには昨年の4月から「対応を検討中」がかかげられたままです。新型OSが出てきて,一年が過ぎようとしていますが,この状況はどう解釈したらよいのでしょうね。「ドッグイヤー」といわれるこの業界にしては,まったく「亀の歩み」です。そうこうしている間に,他社はつぎつぎと攻勢をかけてきています。

 A社は,ついに現行OSを後ろにまわし,「新型OS」を全面にだすそうです。市場には対応する製品があまりありません。利用者は仲間うちなどで情報を交換したり,「無理やり動作確認」をボランテアでやっているのが現状だということをA社は理解されているのでしょうか。

 いくらすばらしいから使ってくれといわれても,あとは利用者で工夫してねでは,売れないでしょうね。まあ,売れようが売れまいが,利用者にとっては関係ないといえる機種でないところが痛いのです。